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7/26真夏のミュージカル(笑)東海道四谷怪談:その弐


このポスターが好きです♪

 昔、あの黒井ミサや貞子を演じた佐伯日菜子への質問がVOWに載っていました。

Q:あなたが一番恐いと思うことは?
A:人の心。
 思ってもないことを言ってしまったり、言っていることと思っていることが違っていたり。

 ホラーな面が強調されるお岩さんの物語ですが、とても仲がよかった二人が変わりしてしまう、人の心そのもののの恐ろしさが良く表現されていると思いました。
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 夏恒例の歌舞伎プログラム"怪談"、今年は「東海道四谷怪談」
 「四谷」の名の通り、舞台は巣鴨や滝野川といった東京のメジャーなスポット。

 夫の伊右衛門はお岩さんの父親に公金横領を咎められ、口封じに殺害。泣き崩れる妻に「敵を一緒に討とう」ととぼけます。で、妻に金をせびり、生活必需品まで質入れ。
 お岩さんの産後の肥立ちが悪く、寝たきりになってしまったタイミングで隣家の大金持ちから
「うちの孫娘がお前に惚れているようだ。(伊右衛門は超イケメン)今の妻と別れて孫と結婚してくれたらいい職に就けてあげよう」
 そして隣家のばあやが産後に効く薬だと偽って"形相が変わる"毒を盛ります。
 鏡を見てしまったお岩さん。
「…これがわたしの…顔かいな……」
 全てを知らされ絶望のうちに絶命、すぐに元夫の再婚の席に化けて出ます。
 その後は、本火を使った人魂、「戸板返し」「提灯抜け」等々、早変わりや舞台技術を駆使したホラーな演出で盛り上がります。

 なんといっても音楽!静かな独唱に三味線がポツンポツンと鳴ると、お岩さんが捨てられてさみし~~い気持ちが伝わってきます。笛と太鼓のお馴染みヒュ~ドロドロに加えて、拍子木をバタバタと鳴らすと「わーっ出たーっ!!」とパニック感倍増です。

 今回、30年振りに「蛍狩」の場面が再現されました。
 原作は長いので割愛される場面もあるのですが、この度は「初めはこんなに愛し合っていたのにぃ…」という回想シーンが入りました。
 若い二人がラブラブで蛍を眺めている最中にお岩さんの形相がくずれ始め、夫の伊右衛門が驚いて叫んだら夢オチだった、という演出です。
 後半は画面全体が暗くて気が滅入るのでので、見た目にもきれいでいいなと思います。
 おそらく、お岩さんは恨み憎しみというより嫉妬で出てきちゃうんでしょう(汗

 お岩さん、下男、義理の弟と一人三役の尾上菊之助は声もよく通って花がありました。悪い夫役の市川染五郎もオーラがあって、極悪過ぎてむしろ清々しい(笑)と思わせました。
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